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Dr.Kの映画鑑賞記 VOL.5 「オッペンハイマー」 [医療]

Dr.Kの映画鑑賞記 VOL.5
-オッペンハイマー-

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私用を午前中にすませ、午後は昭島に向かいました。
映画「オッペンハイマー」を観るためです。昭島のアウトドアビレッジを散策したあと、movix昭島へ。
この映画はクリストファーノーラン監督の作品です。
最近では彼の作品の「ティネット」を観ましたが、複雑なパラレルワールドの世界で解釈が難しい点も感じていました。
今回は、原爆の父といわれたオッペンハイマー博士の生涯をドキュメンタリータッチで描いた作品でした。
一言で言うと、、
「傑作」でした。
皆さんはオッペンハイマー博士をご存知でしたか?
ドクターKは名前だけ聞いたことがあるようなないような状態でした。
この映画では、そんなドクターKでも博士の人物像が理解できるのです。
6カ国後を自在に操り、物理学の天才でもあり、政治力もあり、男性として恋愛を楽しみ(博士は略奪婚でしたが、、)実はとても魅力的で破天荒な人物なのです。
苦難の末、原子爆弾の作成に成功しましたが、それがいつどこに投下されるかは戦時下の情報統制により知らされない、そしてその原爆がどのくらいの被害をもたらしたかはのちに知ることになるのです。
物理学者として、リーダーとして目的を達成した一方、その結果は自分の思い描いたものとは完全には一致していなかった、、、
そんな悲劇の側面を、上映時間3時間30分の白黒画面の多いスクリーンから観客の心に届けてくれるのです。
この映画は、人間の欲、心、優しさ、大切なものなどについて疑問を投げかけながら場面が構成されています。
劇中にでてくるアインシュタインがこの映画にスパイスを与えているのも特筆すべき点です。
ドキュメンタリー映画ですが、Dr.Kには男性の生き方として、とても参考になりました。
そして、いつも映画を観た後に思うのですが、改めて自分と向き合おうと思える映画です。


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