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処方箋19:「違うことをやれなんでもいいから」 [医療]

処方箋19:違うことをやれなんでもいいから

2022年4月13日水曜日は整形外科往診を担当のS看護師と行ってきました。
  Sさんはとても患者さん思いで、どんなことでも患者さんのためにしてあげようという姿勢で診療をされています。
 昨日は、筋萎縮性側索硬化症の患者さんが首が下がってきて困っているというお悩みに対して首を伸ばすように支える装具を処方するという診療でした。
 患者さんは右手が十分に力が入らず、体の後ろでマジックテープを止めることができませんでした。
 どうしたものか、、、
 僕が装具の処方を諦めようとした時にSさんもどうすれば良いか考えていてくれていました。
 そして、、、Sさんは首の前方でマジックテープを止めて、それから後ろに回転させて顎を装具にのせる方法を提案してくれました。
 なんとか、その方法を患者さんに指導して2週間後に確認することにしました。
 今回はSさんの患者さんを思う気持ちに助けられたドクターKは何を感じたでしょうか。

それは、目的を達成するためなら「違うことをやれ、なんでもいいから」ということです。
僕は、名著「7つの習慣」を日本で出版プロデュースしたジェームススキナー氏がとても大好きです。
 彼の教えの1つに目的を達成するためには、「違うことをやれなんでもいいから」という教えがあります。
 今回、看護師のSさんの行動はまさに「違うことをやった」方法でした。

 後ろで止めるためのマジックテープを前で止めてそれを後ろにまわす。
 簡単なことですが、患者さんのためにどんなことでもしてあげようというSさんならではのアイデアでした。

というわけで、皆さんも目標があってもそれを達成できていない場合、「違うことをやれなんでもいいから」という考えを持ちましょう。
 昨日は、献身的なSさんの看護に感動しジェームスの教えを思い出した次第です。
 今日も、整形外科往診が入っています。
 患者さんのhappyのためになんでもいいから自分の能力の中で最善を尽くしていきますね。

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